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2021.05.14
IT関連の注意喚起

パソコンのウィルス対策をしていないとどうなる?

今回はパソコンのウィルス対策についての記事です。

自分は不審なWebサイトを見ないし、気を付けながらパソコンを使っているから、セキュリティソフトなんて必要ないと思っている方もいらっしゃるかもしれません。しかし悪意のある攻撃者はさまざまな方法でパソコンにウイルスを感染させようとしています。

 

 

 

1.パソコンのウィルス対策をしていないとどうなる?

 

①ウイルスなどのマルウェアに感染してパソコンが起動しなくなる、動きが遅くなる

パソコンにウイルスなどのマルウェアが感染すると、ある日突然、パソコンの電源がつかなくなったり動作が遅くなったりします。

ウイルスの種類によっては、パソコンの中にあるファイルを破壊してパソコンを起動させなくするものがあります。このような状態になってしまうと、復旧するのは難しいでしょう。

パソコンが起動しても、ウイルスの活動にパソコンの処理能力が奪われ、通常のアプリケーションの動作が遅くなることもあります。

 

 

②ランサムウェアに感染して金銭を要求される

ランサムウェアとはパソコンのファイルを暗号化して使用不能にするだけでなく、ファイルを元の状態に戻すことと引き換えに金銭(身代金)を要求する不正なプログラムのことです。

身代金を支払ったとしても、攻撃者はパソコンを正常な状態に復元してくれるとは限りません。もしランサムウェアに感染しても、決して身代金を支払ってはいけません。

 

 

③パソコンが乗っ取られて勝手にメールを送信される

ウイルス感染によって、パソコンに保存されているアドレス帳のメールアドレスに対して、勝手にメールが送信されることがあります。メールのメッセージにはウイルスが含まれていることもあり、メールの受信者に次々とウイルスを感染させて被害を増大させるケースもあります。このような場合、最初にウィルスに感染した企業の責任を問われるため、日頃からウィルス対策をしてリスクを最小限に留めるべきです。

 

 

④パソコンが乗っ取られてサイバー攻撃の加害者になってしまう

ウイルスによってパソコンが乗っ取られて、「DDoS攻撃」と呼ばれるサイバー攻撃の加害者になってしまうこともあります。

DDoS攻撃とはウイルスによって制御が奪われた複数のパソコンが、一斉にインターネット上にある特定のコンピュータに攻撃をしかけるサイバー攻撃のことです。

複数のパソコンが攻撃の対象となるコンピュータに対して、同時に処理できないほどの膨大なデータを送り付けて、コンピュータの処理能力やネットワーク回線を使い果たした状態にさせます。そしてターゲットにされたコンピュータは機能停止に追い込まれます。

ウイルス対策を怠ったばかりに、知らず知らずのうちにサイバー攻撃の加害者になってしまう可能性があるのです。

 

 

⑤個人情報が流出する

ウイルスによって、パソコンや特定のWebサイトに保存されている個人情報が流出することがあります。

例えばネットバンクや通販サイト、SNSのIDやパスワードのほか、住所やクレジットカード番号などが流出する可能性があります。

特に同じパスワードを複数のWebサイトで使いまわしていると、同じパスワードを使いまわしているWebサイトに不正にログインされることがあります。これは「パスワードリスト攻撃」と呼ばれるサイバー攻撃の手口のひとつです。

パスワードリスト攻撃とは不正に入手したIDとパスワードのリストを利用して、不正アクセスする攻撃です。同じIDとパスワードの組み合わせを複数のWebサイトで使いまわしている場合、パスワードリスト攻撃によって複数のWebサイトに対して次々と不正アクセスされ、そこからさらに氏名や住所、クレジットカード番号などの個人情報が流出することも考えられます。

 

 

 

2.パソコンのウィルス対策はどんなことをすればいいの?

 

①セキュリティソフトを入れる

まずは、パソコンにセキュリティソフトを導入しましょう。インターネットやパソコンショップなどで購入できます。

⇒FISでもウィルス対策ソフトの取り扱いがあります。

管理者が各PCの稼働状況をリアルタイム監視したり毎日レポートとして出力したりもできるのでテレワーク中の社員がサボっていないかも確認可能!

 

 

②WindowsなどのOSやアプリなどをアップデートして最新の状態を保つ

WindowsなどのOSや使用しているアプリケーションを定期的にアップデートして、最新の状態に保つことが重要です。WindowsにはWindows Updateという機能が搭載されており、約1か月に1回、自動的にアップデートされます。アプリケーションもセキュリティ対策として定期的にバージョンアップさせる必要があります。

Windowsやアプリケーションを古いバージョンのまま使用していると、必要なセキュリティ対策が行われず、危険な状態で使い続けることになってしまいます。定期的にアップデートしましょう。

新しくアップデートが公開された際にはアイコン担当者からアップデート状況の確認をさせていただくことがあります。

 

 

IDやパスワードの使い回しをしない

IDやパスワードを使いまわしていると、複数のWebサイトから個人情報が流出することがあります。

 

パソコンのウィルス対策に関してお伝えしました。

これだけやれば安全!という時代ではありません。複数のウィルス対策を組み合わせて初めてリスクを減らすことができます。

 

何が必要なのか分からないというお客様、御社のネットワーク環境に合わせた最適なウィルス対策のご案内をさせていただきますのでアイコン担当にご相談ください!