2021.07.27
IT関連の注意喚起
在宅勤務におけるセキュリティの思わぬ落とし穴
在宅勤務では会社貸与のパソコンを自宅のルーターやプリンターに接続する機会も多いのではないでしょうか?
セキュリティに気を遣っているつもりでも実は思わぬ落とし穴があるのです。
①ルーターのパスワードを変更していないケース
初期設定のパスワードは予測可能であったりマニュアルに載っている場合もあります。
パソコンとプリンターなどを無線LANで接続する場合、機器側でセキュリティ対策をしていてもルーターに問題があると外部からの攻撃を受けやすくなってしまいます。
②機器のアップデートがされていないケース
パソコン同様、ルーターやプリンターなどもアップデートを繰り返すことで安全性を高めており、何もしないと外部からの攻撃の余地を与えてしまうことになります。メーカーのサイトやマニュアルに従い最新の設定状況にアップデートすることが必要です。
◆攻撃されると何が起きるのか
ルーターから無線LAN経由でパソコンが感染すると情報を盗まれたり機器の利用を制御されたりします。
取引先とのメールや電話帳など自分が持つ情報が流出する可能性もあります。
セキュリティ対策で導入が広がったVPN(仮想私設網)接続も盤石ではありません。なぜなら、在宅のネットワーク側が侵害されると、VPNを通じて社内ネットワークに脅威が侵入する恐れがあるからです。
自宅のルーターのパスワードを初期設定のままにしている方は早急に新しいパスワードへの変更をお勧めします。