2021.11.11
IT関連の注意喚起
外付けハードディスクに潜むリスク、ご存じですか?
半田市立半田病院は、造影超音波検査のデータが保存された外付けハードディスクが所在不明となっていることを明らかにしました。
10月11日に職員がデータのバックアップを行おうとしたところ、紛失していることが判明したという経緯です。
ハードディスク内部には2017年11月13日から2019年7月16日までに検査を行った造影超音波検査の動画データ243件が保存されていました。
ローマ字表記の氏名、年齢、性別、患者ID、検査日時など患者156人分の個人情報が含まれています。
約1年前の2020年10月23日にワイヤーで固定されたハードディスクが確認されているが、以降の所在がわからないということです。
10月18日時点では個人情報の漏洩は確認されていないとのことですが、ハードディスクの発見には至っていないということです。
今回のケースでは、個人情報保護法で定められている4つの安全管理措置の中の物理的安全管理措置での
個人データが記録されたパソコンやUSBメモリ、個人データが記載された書類などは、施錠できるところに保管して、盗難されないようにする
という部分は守られていました。それでも紛失が起きてしまっているため、さらに組織的安全管理措置や人的安全管理措置の部分での対策が必要だったのではないでしょうか。
外付けハードディスクは手軽にデータを保管できるというメリットもありますが、
紛失リスクや破損してしまう可能性があるというデメリットもあります。
データの保管方法について、今回のケースと同様に紛失などの心配があるというお客様は
アイコン担当にご相談ください。
参考URL:https://www.handa-hosp.jp/important/hddhunsitu/