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2022.10.11
IT関連の注意喚起

岡山県委託先、ダブルチェックするも新型コロナ診断結果メールを誤送信

岡山県は2022年9月24日、同県が事業者に委託し実施している「岡山県検査キット配送・陽性者登録センター事業」の新型コロナ陽性診断結果メールについて誤送信が発生し、被検者7名の氏名やメールアドレス、診断結果が流出したと明らかにしました。

同県によれば2022年9月23日、委託事業者の担当者が新型コロナウイルス検査において医師から陽性診断を受けた被検者7名および事務局職員3名に結果通知を行う際、情報流出防止のために県からBCCで送信するよう求められていたにも関わらず、識別可能なTo形式で送信するミスを起こしたとのことです。

この結果、送信先となった被検者および職員間でお互いのメールアドレスが表示される事態が発生しました。ミスに気付いた委託事業者は岡山県に報告。被検者らに謝罪し、誤送信メールの削除を依頼しました。

 

岡山県によると、委託事業者は誤送信を防ぐため、外部メール送信時、メール作成者と送信者によるダブルチェックを実施していました。ところが、両者が電子メールの送信前チェックをしたものの見落としにより今回のミスが発生したとのことです。このため、今後はメール作成者と送信者によるチェックに加えて、他のスタッフも確認するよう徹底すると再発防止策を発表。さらに再発防止策の徹底が図られるよう、県担当者が定期確認を実施し、指導すると明かしました。

 

 

ダブルチェックをしていても起きてしまった今回のミス。情報漏洩の多くは人的ミスに起因するという調査結果もあります。人的ミスが起こる前提で技術的に情報漏洩を防止する必要性が問われています。

 

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