2021.11.11
IT関連の注意喚起
顧客情報を持ち出し転職先で不正利用か、ガス会社社員逮捕
勤務先から顧客情報を無断で持ち出し、転職先の営業活動に不正利用した疑いで、北海道函館市に住むガス会社勤務の50代男性が函館地方検察庁に不正競争防止法違反の疑いで逮捕されました。
逮捕された男性は2012年~2018年7月まで液化石油ガスの販売会社に勤務していましたが2018年8月に別のガス会社に転職。
その後、男性は転職先の営業活動を行う際、前の会社から持ち出した顧客情報を利用して集合住宅の管理者3名に接触し、契約の切り替えを持ち掛けて疑いが持たれています。
なお、函館地方検察庁は男性の諾否や動機を明らかにしていません。今後も捜査を進めるとしています。
◆顧客情報持ち出しの手法とは?
逮捕された男性は情報を持ち出す手段として、外付けタイプのハードディスクドライブを使用していました。
転職前に会社の端末にハードディスクを接続し、顧客情報を不正にコピーしていた可能性があると見られます。
退職するタイミングで前職の顧客リストを持ち出し、転職先の営業活動に利用するという事件はニュースで取り上げられることも多いですが、貴社は退職者の顧客情報の持ち出しへの対策は万全でしょうか?
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