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2021.11.11
IT関連の注意喚起

2024年ISDN、アナログ電話廃止

アナログ電話の廃止でIP電話が主流に

 

政府は2024年中を目処に、古くからあるアナログ電話の回線を全てIP網に移行することを予定しています。インターネット技術の進化とともに、アナログ回線の利用者の減少や、老朽化するアナログ回線の維持が難しくなってきていることがその要因です。
これによりアナログ電話は淘汰され、今後はひかり電話を含むIP電話が主流となっていく見込みです。

 

 

IP電話のメリット

 

低コストで導入できる

 

IP電話の大きなメリットは、導入時のコストが必要最小限で済むことです。例えば、複数台をつなぐビジネスフォンをアナログ回線で構築する場合、専用の電話機の購入や有線での内線網の構築、電話交換機であるPBXの購入・設置工事など多額の費用がかかってしまいます。

 

一方、IP電話の場合は専用の電話機でなくても通話が可能です。これまで使っているアナログ回線の電話機はもちろん、PC・スマートフォンなどもビジネスフォンとしてそのまま利用できるので、電話機を購入する費用が抑えられます。加えて、クラウド上に構築したPBXを使用するため物理的な機器の購入費や設置工事費も発生しません。非常に低コストでの導入が可能といえます。

 

通話料金削減が期待できる

 

アナログ回線は距離の遠い相手にかける時にNTTの交換局をいくつも経由することになります。そのため、相手が遠くにいるほど通話料金が高くなります。

それに対して、IP電話はインターネット回線を使用するため距離によって通話料金が変わることはありません。遠方や海外への通話も料金を気にせずに話すことができます。

さらに、同じインターネットプロバイダを利用しているIP電話同士であれば通話料が無料になります。まるで会社の内線電話のように外出先や遠方の相手と無料で話すことができるため、通話料金の削減が期待できます。

 

拠点の増減に対応できる

 

アナログ電話のビジネスフォンを構築するには、PBXや電話機同士を物理的なケーブルでつなげる必要があります。そのためフロアや支店、店舗を増減する際には新たなPBXの設置や電話機との配線工事の必要がありました。
クラウド型のIP電話なら、インターネット上のPBXにアクセスして使用するため、複数の拠点を統括してビジネスフォンを構築することが可能です。拠点を増減する際もコストや時間を抑えつつ柔軟に対応することができます。

 

リモートワークに対応できる

 

IP電話を使ったビジネスフォンシステムは、リモートワークにも役立ちます。専用の電話機や物理的なケーブルが不要なので、自宅や出張先でのリモートワーク時にも自身のスマートフォンやPCを会社の電話として使うことができます。

 

まとめ

IP電話が普及する前は一般的だったアナログ電話ですが、携帯電話やインターネット通信の進化によって利用者は減少し、インフラとして維持するのが難しくなってきています。

現在もアナログ電話を利用している人は、IP電話のメリットの数々に驚くかもしれません。ぜひ、2024年のアナログ電話の廃止を迎える前に、お気軽に担当ICONへご連絡ください!