2021.10.29
IT関連の注意喚起
ESG投資について
ESG(イーエスジー)とは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス)」の頭文字を取って作られた造語です。
本来は、投資家や金融機関の投資判断を変えるために国連が提唱した言葉です。近年、「企業の長期的な成長のためにはESGに取り組むことが重要」との考えが広まっており、多くの企業がESGに注目しています。
ESGの具体的な取り組み内容は、企業によってさまざまです。ESGは「環境」や「投資」「企業経営」との関連性が高いため、日本では主に環境省や経済産業省を中心に、普及に向けた研究・議論が進められています。
各社が定めるESGの重要課題は「マテリアリティ」と呼ばれており、項目を毎年変更している企業もあります。
ESGは投資家の投資判断の基準を変えることにより、ESGに積極的に取り組む企業を増やし、世界規模の環境問題・社会問題を解決することを目的としています。
近年、ESGが注目されるようになった背景には、環境・社会・経済などを将来にわたって適切に維持・発展することを意味する「持続可能性(サステナビリティ)」への関心の高まりが挙げられます。
利益ばかりを優先した経営では、「環境に負荷がかかる」「長時間労働が深刻化する」「不正・不祥事が起こる」といった悪影響が生じ、持続可能性を確保しにくくなる可能性があります。
持続可能性を確保し、企業の持続的な成長につなげるためには、環境・社会・ガバナンスへの配慮が不可欠です。こうした考えから、近年、ESGが重要視されています。
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