IPAがGWにおける情報セキュリティ注意喚起を発表
情報処理推進(IPA)は4月20日、多くの人がゴールデンウィークの長期休暇を取得する時期を迎えるにあたり長期休暇における情報セキュリティ対策を情報発信しました。
長期休暇の時期は、「システム管理者が長期間不在になる」、「友人や家族と旅行に出かける」等、いつもとは違う状況になりがちです。このような場合、ウイルス感染や不正アクセス等の被害が発生した場合に対処が遅れてしまったり、SNSへの書き込み内容から思わぬ被害が発生したり、場合によっては関係者に対して被害が及ぶ可能性があります。
最近では外出自粛等の影響により、逆に家でパソコンなどを利用する時間が長くなり、ウイルス感染やネット詐欺被害のリスクが高まることも考えられます。
IPAに最近多く寄せられている相談事例です。
①Emotetウイルス(emotetとは→こちら)
■質問
「なりすましメールが大量に送信されていて、エラーメールが大量に本人に届いています。
なりすましメールが送信され続けることについて、止める方法はありますか?」
■回答
組織内でご利用のパソコンが、Emotetウイルスに感染している可能性があります。
・パソコンをネットワークより切断
・パソコンで利用していたメールのアカウントパスワードを変更
・パソコンのブラウザに保存していた認証情報のパスワードを変更
・組織内の他のパソコンへウイルス対策ソフトによる確認
・組織内、取引先へ注意喚起を実施
②偽のセキュリティ警告
■質問
「突然画面に変な画面が現れパソコンが操作できなくなった。Microsoftのロゴと一緒に、パソコンを直すため電話をするようにとの画面が現れた。電話したら外国人がたどたどしい日本語で、Microsoftの者だという。」
■回答
マイクロソフトを騙る、偽のセキュリティ警告によるサポート詐欺の手口です。偽の警告画面は、画面を閉じるだけで問題は解消されます。
GW前、セキュリティに不安な部分があればお気軽にアイコン担当にご相談ください!
参考:IPA(ゴールデンウィークにおける情報セキュリティに関する注意喚起)
https://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20220420.html